君見ずや出版 - KimiMizuya -
お正月のお年玉といったところかしらんが正月のあいだはよく売れた。この調子がつづけば月10万に到達するかも、と期待をもたせるような売れゆきだったがやはりもとにもどってきた。2月とか全然売れないんだろうな。やっぱりこんな小遣い稼ぎ程度のことに励むのではなく出稼ぎにいかねばならないのか。
それはそれとして、今週は2冊とおそろしく低調だった。正月ボケもすこしあるが、それだけでもない。大英図書館のパブリックドメイン画像をつかった本を準備しているが今日までに出せなかった。統合されてない画像を整理整頓して意味付けしようとするのに本を借りてきて読んだりしらべたりすることが多くて終わらなかった。うーむ。
まぁ半分趣味だからつづけているが、普通に考えてケツからAmazonアーカイブが追いかけてきて一冊100円で零細業者を滅ぼしに来ているのだから速く逃げるべきなんだろう。とはいっても青空文庫をうまくまとめて売っている人達がいるように生存空間はあるかもしれない。まぁでもないだろうな。琳派の展覧会やってるのにまさしくその琳派の光琳画譜が売れてないのはAmazonアーカイブが0円とかで持っていっているからだろう。こっちでよく売れているものにAmazonアーカイブが100円なり無料なりのものをぶつけていけば順調に潰れることになる。国会図書館でデジタル化された画集で売れるだけの規模と品質があるものは限られている。Amazonアーカイブの目的は販促だろうから手当たり次第Kindle化していってるだけで狙ってぶつけてきたりはしないだろうが、早かれ晩かれその日はくるだろうな。
北海道庁『千島写真集』昭和9年(1934)
文字どおり千島列島の写真集。以上。そのうち樺太のものも出すかね。そういう微妙な線を突いていきたいとおもいます。
工業日日新聞社『自動車総覧 昭和15年版』昭和15年(1940)
今注目の代用燃料車がたくさんのってる昭和15年の自動車カタログ。薪自動車や木炭自動車だけではなく、電気自動車も売ってます。総力戦体勢をととのえるためのものなので「国策」をうたっているものさえあります。外車が減ってるのもご時世ですな。