メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

君見ずや出版2年間の売上推移

 この二年ほど君見ずや出版としてKDPで国会図書館デジタルコレクションの画像を加工して売っていたわけだが、どれくらいの売上があるのか公開しておく。

 こんな感じで最大値でも月10万に届かず、最近は4万前後。おもしろいのは急な変化が2015年1月前後以外はないことで、漸減漸増で来ていることだ。2015年1月前後の山は川瀬巴水効果で、それまで誰も手をつけていなかった川瀬巴水の本を先行して出していたことで暴利を貪ったのだが、パブリックドメインの宿命で模倣されすぐに消滅した。そのピークの前と後をみれば線がだいたいつながっているのでベースの売上としてはそんなにかわらないのだろう。2015年4月から一年ほどはあんまり出していなかったのだが漸減で推移した。今月は低調なのでまた落ちるであろう。月に4万というと微妙な額ではあるが、通算でほぼ百万程度の金をインターネットから吸い出したということで2年間なんとか過ごせたのはそこが大きい。去年は交通事故で電柱代60万円を弁償しなければならない事態になったがそういう突然な出費にこれでは対応できないので結局はその分出稼ぎに行くハメになった。ちなみにアフィリエイト収入は年間数千円程度なので比べるべくもない。パブリックドメインの35%の取り分から考えるとアフィリエイトで売れた場合の%は結構大きく、なるべくならうちのサイトやここのリンクを通して買ってもらいたいものだがそうそう世の中うまくいかないということだ。
 4万円で食っていけるのかというと微妙な話で、衣食住の住を親に頼っているのでなんとかなっているのだがたしかに4万はきつい。衣についてはほとんど金をつかわないのでどうでもいいのだが、食費と移動費・ネット代がけっこうかかる。国民年金については今年申請したら全額免除が通ったのでこれからは計上しなくてよい。そもそもこんな低収入ではお世話になるまで生きていれないだろう。国保だけは払わないといけないので月に一万程度はのこしておきたい。とするとやはり月4万というのはほとんど余裕がないことになる。
 まぁこんな仕事は捨ててしまえばよいのだが、こういう生活も案外気楽でよい。むしろ家とかを一切捨ててしまい都市圏の片隅にある一万円程度のボロアパートで乞食生活をして余生を暮すという選択肢もある。山奥での社会生活をまともにこなしていないのでその方向に一歩づつ近づいているのは確かだ。