(2017/9/20 各種報道で情報の欠を補う 9/22 動画を追加)
2017/9/19夜開かれたYota3(YotaPhone3)の中国国内向け発表会で価格が発表された。何回も書くが Yota3 は中国国内向けのブランドで、中国以外向けのブランドは YotaPhone3 ということだ。
- 国礼版(BRICS会議の引出物バージョン) 4299元 (約7.3万) (発売詳細は下の方に)
- 標準版64G 3699元 (約6.3万) (10月発売)
- 標準版128G 4299元 (約7.3万) (10月発売)
この発表会はネットでも三媒体(QQ、京東、)で中継されていた。自分はQQのもので見たが途中で中継が切れてしまった。QQの中継には横にチャットがついていて集まった人が好きに意見を書いていたが、この値段が出るとお葬式状態になった。(中継が切れてもチャットは見える)
ネットで見ていた人たちは自分も含めて事前に情報を集めすぎたクズばかりなので、CEO がダラダラとわかりきったことを紹介しているのに業を煮やしていたが、現地の聴衆にしても CEO の司会進行がそれほど目をひくものでなかったらしく、前列の偉いさんは最初の方から寝ていたらしい。
さて、肝心のスペックだが、前回のロシア大使館でのお披露目で予告されたとおり、中国の通販サイト京東(JD.COM)で予約がはじまった。その予約サイトの情報を引いてスペックを紹介していこう。
【YOTAYOTA3】【国礼版】YOTA YOTA3 双面屏阅读手机 4+64G 全网通【行情 报价 价格 评测】-京东
ちなみに今京東で予約できるのは 4299元のもの … つまり国礼版(BRICS会議の引出物版)である。国礼版と標準版で何が違うのか… それはまだわからない。(包装かな?)
要素 | 値 |
---|---|
色 | 黒 |
サイズ(mm) | 153.6 x 75.2 x 7.9 |
重さ(g) | 170 |
筐体の材質 | 金属フレーム |
OS | Android7.1 |
CPU | Snapdragon625(MSM8953) オクタコア 2.0GHz |
GPU | Adreno 506 |
SIM | DSDS(同時待受可能) / nanoSIM 副SIMはmicroSDカードと択一 |
LTE | 中国三社(移动,联通,电信)を網羅 意味は少なくとも B1 B3 B38-41を確実に押さえている →日本でも都市部なら問題ない |
2G/3G | 2G:GSM 850/900/1800/1900 2G:CDMA 800 3G:WCDMA 850/900/1900/2100 3G:CDMA 800MHz 1X&EVDO TD-SCDMA1880/2010 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
microSDカード | 最大128GB |
前面 | 5.5インチ 1920x1080(FHD) 401ppi AMOLED つまりサムスン製有機EL |
背面 | 5.2インチeInk電子ペーパー 1280 x 720 ? →これが正しければ282ppi |
カメラ(前) | 1300万画素 F2.2 カメラの素子は両方ともソニー製 |
カメラ(背) | 1200万画素 F1.9 二色LED |
バッテリー | 3300mAh リチウム 9V/2A |
快速充電 | ◯ |
無線充電 | × |
無線 | wifi bluetooth wifiホットスポット |
NFC | × |
USB | Type-C 2.0 |
指紋認証 | ◯ |
GPS | ◯ |
コンパス | ◯ |
磁気(ホールセンサ) | ◯ |
ジャイロスコープ | ◯ |
他 | 近接センサ、LED明滅、光センサ、重力センサ、録音 |
背面のeInkについては京東には明記されていないが、他媒体の情報によると720p とある。eInk社の製品一覧(リンク)をみれば5.2インチqHD(960x540)のはず。どこから湧いてくるのかわからないが確かにYotaPhone3(Yota3)の背面は角が曲面になっているのでeInk社の特注品でもあるのかもしれない。(5.2インチのeInk社の電子ペーパーはガラスなので曲げれない)。わからない。そうであるなら282ppiとなり、eInk社の現行最高dpiのKindleなどの300ppiにかなり近いものになっている。
8/23の情報では9/5に予約開始で9/19発売ということだったが、今となっては9/19予約開始で9/26発売とどんどん後ろにズレている。まぁよくあることといえばそうだが、どこまで生産体制が整っているんだろうか。前に書いたがこの発表会をおこなった重慶市潼南区でこれから工場をつくって来年後半にはその工場で生産したものを世界に輸出すると息まいている。できるのか?
とにかく中国のネット上の意見は「高すぎ」「商業的に失敗する」「値下がりするのを待つ」というものばかり。同時期にハイセンスがほぼ同スペックの Hisense A2 pro (海信 A2 pro)をぶつけてきたこともあって、中国のネット上のスペック厨がブーブー言っている。 本当に大丈夫なんだろうか。
とはいえ、商業的というよりも、中露二大国の思惑もからみ、政治的に後押しされてる感があるので、商業的には低調であっても生産は確実に行われるのかもしれない。その場合値下がりという形で手に入りやすくなるという可能性もあるかもしれない。プーチンの面子を立ててつくられたスマホには何が入っているのかな?
(2017/9/22 動画を追加)
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