メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

緑茶でも効き目に違いがある

茶葉の売りの違い

 最初買ったのが切れたので、市内のスーパーで適当に緑茶を買ったのだが、これが効き目があんまりなかった。二日ほどして胸に症状が戻ってきたので、ためしに最初買ったものと同じものをその店まで行って買ってきたところ、たちまち胸の症状が弱くなった。両方とも同じ茶問屋のOEM商品なんだが、最初に買った茶葉Aは売り場でカテキンを強調していた。他の売り文句は「濃厚でマイルド」。次に買った茶葉Bが強調してたのは「まろやかさ」で「渋みがすくなく、まろやかでおいしい」とも書いてある。

 コロナに効くとされるエピガロカテキンガレートは茶に含まれるカテキンの中の一種で要は渋みなのだが、その渋みがすくないとなると、後処理で火をいれている可能性がある。そうするとほうじ茶や中国の緑茶とおなじことになりエピガロカテキンガレートも減ってしまう。本当にそうなのかどうかはよくわからんが、とりあえず症状とエピガロなんとかを直結させるとそういうことになる。

のみやすさを追求すると薬効がなくなる

 この渋みをなくすためにいろんな工程が積まれてその結果渋みがまるくなり飲みやすくなるのだが、今求めているのは渋み成分のもつ薬効。なので飲み物として進化したほうじ茶や中国茶や紅茶は今求めている薬効の面ではダメということになる。実際自分は紅茶が好きでガブガブ飲みつづけていたので紅茶が効くなら今こんなふうにして苦労はしていないことになる。

抹茶は後工程が少ないので案外薬効が残っている

 抹茶は茶葉を粉末にしたものなのだが、緑茶とは茶畑の茶のつくりかたが違っていて、収穫の前にかぶせものをして直射日光にさらされないようにし、うまみをのこす。なので、生の成分としてみると一般の緑茶よりは薬効成分が少ないのだが、後工程がそんなに多くないので案外薬効成分が残っている。抹茶を飲むのもよいかもしれない。

薬効の面でいいのは夏の荒茶?

 市内のスーパーでもうすこし茶葉を探すとカテキンを前面に打ち出したものがあった。その説明をみると、夏に採った茶葉で太陽によく照らされているからカテキンが多いと書いてある。となると最初に買った茶葉Aも去年の夏に採った茶葉がもとなのかもしれない。

 それからもうひとつ、薬効を求める人間がみるべき指標としては「荒茶」というのがある。これは茶農家が作ったそのままの茶葉のこと。茶葉をとって蒸して揉んで乾燥させたものが荒茶で、それを茶の工場にあつめて適宜後工程をくわえたりブレンドしたりして製品の茶葉ができるということらしい。であるから一番いいのは夏の荒茶ということになる。

 とはいえ荒茶を試す日が来るかどうかはよくわからない。効かない茶を買うよりはと、その最初に買った茶葉Aを4袋ほど買ったのだ。もうだいたい体調は良好になりつつあるので、もうすこしよくなったらこの茶葉でしばらくはしのげるだろう。コロナ騒動を泳ぎ切れそうな目処がもうつきそうなので、あとはどうなろうがどうでもいいです。