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君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

君見ずや出版

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君見ずや出版 今週は二冊。 横山大観『輝く大八洲』昭和16年(1941) 岡倉天心の弟子で日本画の巨匠・横山大観が作った絵巻物。横山大観の父親は幕末水戸で活躍した志士ということで大観も親の影響でか勤皇思想が濃く、昭和10年代の空気に異様にマッチしていた…

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君見ずや出版 今週は三冊。 新井芳宗『撰雪六六談』明治25-26年(1892-93) 新井芳宗(1863-1941)は月岡芳年の弟子。父親が国芳の弟子の歌川芳宗で芳年とは同輩にあたる。息子は芳年の弟子となり、父親の死後二代目歌川芳宗を襲名したという次第。この撰雪六六…

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君見ずや出版 今週は3冊。前の日記で書いてたのはテキスト化してたんですが内容をみて保留。 月岡芳年『芳年武者旡類』明治16-19年(1883-1886) 『皇国二十四功』明治14ー20年(1881-1887) 月岡芳年(大蘇芳年)の明治10年代のシリーズ二つ。「芳年武者旡類」は…

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君見ずや出版 今週は3冊。 月岡芳年『和漢百物語』慶応元年(1865) 月岡芳年若年のころの作品『和漢百物語』です。百といいつつ26枚ですね。最晩年の『新形三十六怪撰』と好対照になってます。このころの芳年は駆け出しの若造なので、化け物企画の絵を担当し…

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君見ずや出版 今週は二冊 陸軍士官学校将校集会所『兵器学之参考』昭和16年(1941) 昭和16年にまとめられた武器の基礎知識をまとめた本です。おもに道具として知っておくべきことがまとめられてます。小銃から自動車までいろんな兵器を網羅。最後の「保存」の…

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君見ずや出版 今週は三冊。 水野年方『三十六佳撰』 明治の画家・水野年方(1866-1908)の時代別美人風俗画集。浮世絵師の月岡芳年の弟子で芳年死後は月岡一門を率いてますが、神経質でちょっとキテる画風の師匠に較べるとよくもわるくもクソ真面目な画風です…

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君見ずや出版 今週は4冊。意外と多い。ちょんぼが多くて何回も出版しなおしている気がする 東京囲碁研究会『囲碁独習 手ほどきから初段まで』昭和16年(1941) 囲碁の入門書。昭和7年に出てから戦後まで刷りつづけられた息の長い本。 ゼー・チャーチワード/仲…

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君見ずや出版 今週は二冊。白黒のときの画像形式によってはファイルサイズがかなり圧縮できることに気付いて遡って対応したりしていた。 『足利季世記』 室町時代後期つまり戦国時代を主題とした軍記物。史籍集覧からぬきだしてきました。応仁の乱の後から信…

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君見ずや出版 三冊。 尾形月耕『義士四十七士』 尾形月耕『月耕随筆』 明治大正の絵師・尾形月耕による画集です。一つは忠臣蔵。一つはテーマを定めず随意に描いたもの。『月耕随筆』のカラー版をデジタルコレクションで掘り出したのでこれを目玉としときま…

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君見ずや出版 この一年くらい調べ物ばっかりやってあんまり本出してなかったのだが、その間にKindleアーカイブがどれくらいカバーしたのかをみると、もう約8000タイトルになっている。ネットでKindleアーカイブを紹介した記事をさがすと2015/10の約一年目の…

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君見ずや出版 四月ですね。再開一発目は樺島勝一。今年著作権切れた人です。 樺島勝一『ペン画の描き方』昭和15年(1940) 講談社の少年倶楽部など雑誌の挿絵の細密なペン画で有名な樺島勝一による『ペン画の描き方』。山中峯太郎の『敵中横断三百里』の挿絵や…

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君見ずや出版 除染から帰ってきてからしばらく何もせずボーっとしてましたが寒くなってきてちょっとうごきだしました。名取春仙『春仙似顔画集』昭和初 名取春仙(1886-1960)の「新版画」役者絵を集め、版元の渡辺版画店が三十六枚揃として出したもの。そのう…

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君見ずや出版 昨日の日記にあるような調子で今週はあんまりやってなかったが、せっかくなので初期に出してこっちでは案内してなかったものを案内してみようかとおもう。月岡芳年 月岡芳年は歌川国芳門下で幕末から江戸前期の浮世絵・錦絵の大家。神経質な描…

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君見ずや出版 交通事故をしたその日、事故処理を一通り終えてから、近所のおっさんにもらったサンダルで最寄りの駅まで16km程度歩いたりしてるのでピンピンしてるだろとおもわれてもしかたないのですが、胸の中央がちょっと痛いわけですね。あと右足の第二指…

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君見ずや出版今週の月曜に事故を起こして帰ってきてから寝てばかりですが、先週作っておいたものが出ているのでそれだけ紹介。 陸軍省徴募課『野戦騎兵小隊長必携』昭和8年(1933) 騎兵は前近代の戦場の華だったわけですが、銃砲の発達と自動車の出現によって…

新刊案内 及び中古車の件

君見ずや出版 ということですが、陸軍省徴募課『野戦騎兵小隊長必携』昭和8年(1933)というのを用意していたところ、Amazonの審査が「レビュー中」から「出版準備中」になったまま全然進まない。ということで今週の新刊はなし。まぁ来週の金曜までには出てる…

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君見ずや出版今週は何もつくっておらず先週作ってAmazonの審査が遅れていた『世界は何処へ』の一分冊のみ。新聞連合社・同盟通信社『世界は何処へ 昭和10年〜昭和12年』昭和10-12年(1935-37) 昭和11年には226事件、昭和12年には日中戦争開始と多事な時期に作…

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君見ずや出版 さて塚本義隆著作権問題は遺族突撃などいろいろしたおかげで一応の目処がついたので『世界は何処へ』を全部出すことにしたが、しかしAmazonの審査はわけわからないので一冊だけまだ「レビュー」のまま。まぁとりあえず出た分だけ紹介。新聞連合…

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君見ずや出版 今週は国土地理院の催し物を見にわざわざ東京まで出てきた。 地理院地図パートナーネットワーク こういうのにうちのサイトのなめた地図 全画面地図 Google Maps を申請してみたらなぜか入れたのでせっかくなので行ってみたのだ。まぁ行ってわか…

『世界は何処へ』とりさげ

君見ずや出版 13冊もある『世界は何処へ』をせっせせっせと電子書籍化して四分冊として出そうとしたが、うしろの三部は取り下げざるを得なくなった。というのも、この本の実質的な著者は塚本義隆氏だが、この人の没年が1981年なのだ。ただし名義的には新聞聯…

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君見ずや出版 週末になってあわててとりかかった13冊のものはページ数をみて4分割することにした。とりあえず一つが審査を通ったので新刊案内として出しておく。のこりもほとんどできているので順々に出ていくだろう。来週は東京に行くのでのこりは来週に新…

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君見ずや出版 調べ物はそろそろまとめにかからないといけないところにきているとおもう。というかもうそろそろ二ヶ月になるのでなんとかせねば。いつまでもちんたらちんたら英語を読んだり青空文庫を喋喋喃喃してる場合ではない。 緑草会『民家図集』昭和5-6…

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君見ずや出版 - KimiMizuya - 今週は一冊です。遊びまわってるわけでもなく毎日横文字の本を読んでるだけなのでまぁいいのではないかと。最近ちょっと体調がわるいのはこんなことをやってるせいか。まぁ乞食だから仕方あるまい。 本阿弥光遜『刀剣鑑定秘話』…

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君見ずや出版 - KimiMizuya - ちょっと調べ物が遠まわりしすぎてよくないとおもう今日このごろ。毎日本を読めるのはいいことです。今週は一ヶ月かけても調べモノがおわらない自分に自信をなくし、ちょっとやる気を失いかけたので電子書籍づくりでもやってみ…

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君見ずや出版 自作のものを出す出すといいつつ全然出さないまま4月も終わらんとしていますがとりあえず今週は二冊出しました。遊就館『名宝日本刀展覧会出陳刀図譜』昭和15年(1940) 「紀元二千六百年奉祝」と冠しているように、昭和15年には皇紀2600年を祝っ…

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君見ずや出版 - KimiMizuya - うーむもう4月も半ばを過ぎてしまった。ちんたらちんたら調べまくっている場合ではないのだが。今週は一冊。二冊つくるつもりが、もう一冊は結合しないといけない挿図が多く、片手間では今週内に終わらなかった。浮世絵系で一冊…

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君見ずや出版 さて調べものばかりしてて結局まだまとまってないので新刊が全然ないのもどうかとおもい、二部つくりました。 鉄道教育研究会『絵とき鉄道科学』昭和21年(1946) 線路・保安・車両の三方面から鉄道運行に必要な技術について絵入りで平易に解説し…

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君見ずや出版 あいかわらず肩がいたいといいつつ手当らしいことをなにもせずにいます。金がない。そりゃこんな本ばかりつくってたらもうからんだろう。 喜多川歌麿『潮干のつと』『絵本百千鳥』 歌麿の狂歌絵本の有名どころがあと二つのこってたので押さえて…

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君見ずや出版 - KimiMizuya - 自損事故とはいえ車を一台つぶすような事故なので五体満足というわけでもなく、なんか左肩がいたい。とはいえほとんど外傷もなく病院に行くほどでもないが京都にはよい温泉がないし、よい温泉のあるとこまで行く足はつぶしてし…

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君見ずや出版 - KimiMizuya - あぁ。確定申告をしにいった帰り道ですべってしまい、電柱と喧嘩してヴィヴィオを潰してしまいました。スタッドレスをはいていたAWD独立懸架のヴィヴィオがすべって横向きになるのだから路面が完全に凍っていたのだろう。運転席…